角 和夫Sumi Kazuo
わが国では人口の高齢化による医療費の増大が喫緊の課題となっており、国民の健康寿命の延伸や健康増進のための様々な取り組みが推進されています。特に近年では、病気になる前の段階の未病状態に着目し、一人ひとりに合った早期の対策を取ることで、健康状態を維持する取り組みが進められるなど、ヘルスケア領域が新たな産業の創出の場として期待が高まっています。そうした中で、神戸リサーチコンプレックス協議会は、「個別健康の最大化」を目的に、全国から様々なプレイヤーを集め、「ヘルスケアのエコシステムを神戸に創る」ことを目指した活動を行っています。関西地域には、神戸医療産業都市をはじめとした様々な医療産業が集積しています。京阪神を中心に全国からヘルスケアに関する英知を集め、産学官金が連携してイノベーションを創出し、その成果を広く社会に還元することを目指してまいります。