「機械学習による臨床画像処理ソフトウェア・システムの開発経験」
増谷 佳孝 先生
広島市立大学情報科学研究科 教授
■講演概要
本講演では、演者が大学病院を中心とした施設において機械学習により臨床画像の処理を行うソフトウェアやシステムの研究開発を行ってきた経験について、２つのトピックを中心に紹介する。まず、東大病院において2009年より稼働している画像診断支援のための統合的プラットフォーム「CIRCUS（Clinical Infrastructure for Radiologic Computation ofUnited Solutions）」の設計〜運用までについて述べる。次に、演者が2019年より配布を行っている拡散MRI解析フリーウェア「diMaRIA(diffusion Magnetic Resonance Image Analyzer)」について、その主要機能であるDTI、DKI、NODDIモデルパラメタの頑健かつ高速な推定の原理である生成型Q空間学習、およびソフトウェアへの実装について紹介する。また、最後に臨床現場での使用に耐えうるソフトウェアやシステムの開発についての演者の私見を述べる。
■会場：オンライン開催（ZOOM）/事前登録が必要です
■主催：兵庫県立大学先端医工学研究センター
■共催：神戸リサーチコンプレックス協議会 ・ 日本医工ものづくりコモンズ
■詳細：チラシをご覧ください。
